スピード違反で捕まった時の違反点数、反則金と高速道路の最低速度

公開日:2015年10月25日

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最も捕まる人が多い違反の一つがスピード違反です。

スピード違反は法定速度を何kmオーバーしたかで罪が変わってきますが、実際の道路では法定速度を10km20kmオーバーして走行している人は多くいるので、捕まった時に罪が重く反則金も高くなるのでダメージが大きな違反です。

実際の道路の流れを考えると完全に法定速度を守ってというのも、逆に危険な面があるのも確かですが、捕まったら文句は言えませんので注意する必要があることは間違いありません。

スピード違反の違反点数と反則金(一般道)

スピード違反の違反は法定速度から何kmオーバーしたかで違反点数や反則金が変わってきます。またスピード違反をしたのが一般道か高速道路かでも罰則が異なります。

一般道におけるスピード違反の違反点数と反則金は以下の通りです。

■スピード違反の違反点数と反則金(一般道)

超過速度 違反点数 反則金・罰則
50km以上 12点 6月以下の懲役又は10万円以下の罰金
30km-49km 6点 6月以下の懲役又は10万円以下の罰金
25km-29km 3点 18,000円
20km-24km 2点 15,000円
15km-19km 1点 12,000円
15km未満 1点 9,000円

※反則金は普通自動車の場合

30kmオーバー以上となると反則金ではなく、懲役または罰金刑となり急に罪が重くなります。また違反点数も30kmオーバーで6点となり、免停の前歴がない場合も一発免停となります。

30kmオーバーは40km道路で70kmで走っているという状況ですので、おそらく街中でも結構犯しがちな違反ですが、一発で免停です。

道路の流れに乗るだけでしたら50km、60kmでも十分ですので、リスクを認識して特に注意する必要があります。

10kmオーバーでも1点違反点数がつき9,000円の反則金を支払う必要があります。年度末や6月など警察の取り締まりが厳しい時期にはなかなか難しいですが、周りの車と流れを合わせるだけでもリスクは抑えられるので、注意したほうが良いでしょう。


スピード違反の違反点数と反則金(高速道路)

■スピード違反の違反点数と反則金(高速道路)

超過速度 違反点数 反則金・罰則
50km以上 12点 6月以下の懲役又は10万円以下の罰金
40km-49km 6点 6月以下の懲役又は10万円以下の罰金
35km-39km 3点 35,000円
30km-34km 3点 25,000円
25km-29km 3点 18,000円
20km-24km 2点 15,000円
15km-19km 1点 12,000円
15km未満 1点 9,000円

※反則金は普通自動車の場合

高速道路のスピード違反は、一般道でのスピード違反よりも若干ゆるい水準になっています。

40km以上の速度超過については懲役や罰金などの刑事罰がある点は変わりませんが、30km台の速度超過については違反点数が一般道が6点なのに対して3点であったり、反則金で済むという内容になっています。

高速道路で30kmオーバーするよりも一般道での30kmオーバーの方が歩行者などがいることを考えると、悪質で厳罰に処すべきという判断なのでしょう。

スピードと事故の重大性(けがの重さ)には間違いなく相関がありますので、スピード違反をより厳しく規制してほしいのは一般道路でありますので、賢明な措置であると考えます。


高速道路の最低速度違反

高速道路の法定速度超過違反を紹介しましたが、高速道路は速度を50km以上で走行しないといけない道路でもあるので、高速道路の場合はそれを下回った場合の最低速度違反という違反もあります。

■高速道路の最低速度違反の違反点数と反則金

  • 違反点数:1点
  • 反則金 :6,000円

最低速度違反の違反点数は1点、反則金は6,000円となっています。

実際に高速道路を走っていると遅い車がいかに危険かわかります。

渋滞以外に50km以下で走行することは大変危険で、他車への影響も甚大ですので、もっと大きな罰則を設けてもよいと個人的には思いますが、現状は違反点数1点という軽微な交通違反になっています。


車種による法定速度の違い

スピード違反は法定速度からの超過速度によって罪の重さが決まりますが、法定速度は運転している車によって違いがあります。

■車種・走行道路別法定速度の違い

車種 一般道での法定速度 高速での法定速度
普通自動車 60km 100km
軽自動車
自動二輪車
三輪自動車 60km 80km
貨物自動車
大型特殊自動車
トレーラー
原付自動車 30km 走行不可
小型特殊自動車 15km 走行不可

上記は特に規制のない場合ですので、当然40km道路では法定速度は40kmになりますので注意しましょう。

原付は法定速度30kmですので、普通に公道を車と並んで走っているような場合は30km以上オーバーとなる可能性が高くなるので、特に速度違反の取り締まりは気を付けないといけませんね。


スピード違反が原因の死亡事故は減少している

警察庁が公表しているデータに法令違反別の死亡事故の件数がありますが、以下のグラフを見ると以前は法令違反別でダントツに多かったスピード違反(最高速度違反)による死亡事故の件数が減少し、直近では他の違反よりも少ない件数になっています。

■法令違反別死亡事故件数の推移
ihanbetsu
出典:政府統計の総合窓口

スピード違反による死亡事故が減少している理由は、事故直前のスピードの低下、危険運転の減少、シートベルトの着用率の増加、歩行者の法令遵守意識の高まりにあると言われています。

■スピード違反による死亡事故が減少している理由

  • 事故直前のスピードの低下
  • 危険運転の減少
  • シートベルトの着用率の増加
  • 歩行者の法令遵守意識の高まり

事故直前のスピードを表す危険認知度別の事故件数を見ると、それぞれの速度では減少傾向ではありますが、特に80km以上の事故の減少幅が大きいことがわかります。

■危険認知度別の事故件数(一般道)
speed01
出典:警察庁 白書

危険認知速度は10km違うと致死率は2倍になるとも言われていますので、特に高速での事故が減っていることでスピード違反による死亡事故全体の件数が減少していることがわかります。

スピードが減少していることの原因とも言えますが、飲酒運転が激減していることもスピード違反による事故を減らしている大きな原因です。

飲酒運転は平成14年から厳罰化の方向でたびたび罰則が強化されています。今では飲酒運転は罰が重いので、あまりにリスクが大きく飲酒運転の件数は激減しています。

飲酒運転をすると速度超過を起こしやすく危険な運転をする人が多くなりますが、飲酒運転が激減したことで危険運転をする人の数も減少しており、結果的にスピード違反の事故件数も減っているといえます。

またシートベルトの着用率の増加もスピード違反による死亡事故が減少している一因です。

シートベルトも助手席、後部座席の人の着用が義務付けられたり取締が強化されていますが、シートベルトをしていないと事故時に車外放出する確率が高まり、死亡事故など重大な事故となるリスクが増します。

そのためシートベルト着用を義務付け事故時のシートベルト着用率が高まったことにより、スピード違反による死亡事故が減った一因となっています。

■シートベルト着用率と事故による致死率の推移
speed02
出典:警察庁 白書

シートベルト着用率が高まることにより、他の法令違反による致死率も低くなっていますが、スピード違反による事故は特に致死率が高く、全体の18倍リスクがあると言われていますので、シートベルト着用の効果も大きく他の法令違反よりも減少幅が大きくなっています。

最後に歩行者の法令遵守意識の高まりも原因と言われています。

道路交通法を違反している歩行者は違反していない歩行者よりも約3倍事故に巻き込まれたときに死亡する確率が高いと言われています。

最近では死亡事故の被害者のうち法令違反をしている歩行者が占める割合が下がってきており、それに伴って歩行者の交通事故死亡者全体が減少しています。

スピード違反をしていると歩行者への反応はどうしても遅くなりますので、歩行者自身が巻き込まれないように法令遵守をするようになり、結果としてスピード違反をしている車の事故に巻き込まれる件数も減ったと言われています。

様々な理由がありますが、スピード違反による交通事故死亡者数が減少していることは良いことですので、今後も継続して減少していくように警察とドライバーと歩行者のすべてが協力していけると良いですね。


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