自動車保険の等級の基本と保険料への影響

自動車保険の保険料は、事故を起こす可能性の高さによって保険料が変わり、事故を起こしていない人の方が保険料が安くなります。

事故の起こしやすさは、無事故実績を表す「等級」を使って表され保険料を定めます。

等級は各保険会社で共有されているため保険会社を乗り換える際にも引き継がれますが、場合によっては引き継ぎができないケースもありますので、各ケースにおいて等級の引き継ぎが可能かという点も紹介しています。

等級制度の基礎

等級の引継ぎ

等級が下がる場合とノーカウントの場合

等級に関する疑問点


保険料を左右する要素で最も影響が大きいのが等級です。

等級は無事故実績を表したもので、保険会社は等級をもとに運転手の事故の起こしやすさを判断して、保険料の割引・割増をしています。

一般的に等級は6級から始まり、1年間無事故を続けることで次回更新時に1等級上がり7等級となります。以降、無事故であれば1年間無事故を続けるごとに8等級、9等級と等級が上がっていき、最大で20等級まで上がり、保険料も割安になっていきます。

一方、事故を起こしてしまい保険を使用すると、基本的に3等級ダウンします。事故や使用した保険の種類によって1等級ダウンする事故や保険を使用しても等級が変わらないノーカウント事故もあります。

6等級で自動車保険に加入した年に3等級ダウン事故を起こして保険を使用すると、3等級ダウンして3等級となります。

また、2013年に行われた等級制度の変更により、「事故有係数」というしくみが導入され、事故後3年程度は同じ等級でも不利な割引・割増率が適用されることになります。

事故を起こした場合の保険料への影響はかなり大きいので、無事故を続けることが何よりの保険料の節約になります。

サブコンテンツ

このページの先頭へ