事故の過失割合は低いのに、相手より自分の賠償金額が高くなる場合

公開日:2015年10月24日

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車対車の交通事故の場合、双方の損害賠償額をそれぞれの自動車保険等から支払うことになります。

「どちらにどれくらい事故の責任があるか?」という過失割合によって、賠償額を支払うことになりますが、自分の方が過失割合が低い場合でも自分の賠償金額の方が相手よりも高くなるという状況もあります。

支払う賠償金は「損害額×過失割合」で決まる

過失割合が低いにも関わらず、賠償金額が相手よりも高くなる場合を考える上で、交通事故で発生した損害をどのように賠償するかを見てみましょう。

交通事故の損害賠償金は発生した損害額に過失割合をかけることで求められ、双方に損害が発生している場合はそれぞれの損害額、過失割合から賠償額をそれぞれ計算して決められます。

  • 交通事故の賠償金額の計算式:相手の損害額×自分の過失割合

これを見るとわかりますが、自分の過失割合が小さくても、相手の損害額が大きくなると賠償額は大きくなってしまうんですね。

つまり、過失割合は低いのに相手よりも損害賠償額が大きくなってしまう場合は、相手の損害額が自分の損害額を大きく上回っているときであるということがわかります。


過失割合は低いのに自分の賠償金額の方が高くなる場合

具体的に、過失割合は自分の方が低いのに自分の賠償金額の方が高くなるケースは以下の通りです。

  • 相手が高級車だった場合
  • 相手の治療費の方が高い場合

まずは相手の車が高級車であった場合です。高級車は修理費も高いので、自分の車が高級車でない場合は修理費用に大きな差が出ます。

仮に過失割合が自分30%、相手70%であったとしても、相手の修理費用が100万円、自分の修理費用が20万円であった場合、以下のようになり自分が支払う賠償額の方が高くなりますね。

  • 自分が支払う損害賠償額:100万円×30%=30万円
  • 相手が支払う損害賠償額:20万円×70%=14万円

同様に相手の治療費が高かった場合も自分が支払う賠償額が大きくなります。

保険に加入している場合は自己負担をするわけではありませんが、何となく相手の方が悪いのに自分が高い賠償金を支払うことに納得できません。

自己負担をする場合はよりその気持ちは強くなるでしょうが、損害賠償の考え方上はどうしようもない話です。


誰と事故を起こしたかで賠償額が変わる

このように支払う賠償金額は誰の責任かという観点と、誰(どんな物)と事故を起こしたかということで変わってくるということがわかります。

事故は相手を選ぶことが出来ないので、たまたまぶつかったのが高級車だったらと考えると、公道の危険性がわかります。

さらにもらい事故でも、車対車の事故で自分の過失0%というのはまずないので、高額賠償となる可能性は誰にでもあるということになります。

このことからも公道を走る上では任意保険に入ることが必須であることがわかります。


事故の過失割合の決め方

車対車の事故では一方が完全な加害者、被害者となることはまずありません。それぞれが被害者、加害者となり自分の損害については賠償してもらい、相手の損害について賠償をすることになります。

そのため事故の過失割合を決めた上でそれぞれの賠償金額を算出して過失相殺して差額がある場合に損害賠償金額を支払うことになりますので、事故の過失割合は非常に重要になります。

事故の過失割合を決めるのは示談交渉の重要なポイントの一つですが、仮に保険会社ややり手の弁護士が交渉相手だから、無理やり自分の過失割合を多くされて不利な損害賠償金額となるとは限りません。

事故の過失割合は過去の判例から決まっていて、これまでの膨大な自動車事故の判例から様々な事故のパターンでどちらにどれくらいの過失割合となるかは決まってきます。

事故を起こしてしまってもよほど特殊なケースでない限り過失割合の判例がありますので、判例に従って過失割合が決まって損害賠償額も決まります。

そのため交渉相手がプロだから自分の過失割合が多くされるということはまずないのですね。


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