保険料を節約する5つのポイントと心構え

公開日:2015年10月18日

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自動車保険は年間保険料が数万円から10万円を超える保険料になることもあり、家計の中でも大きな支出となる金額の一つです。

そのため保険料を節約したいというのはすべてのドライバーが思うところです。自動車保険の保険料はうまく利用することで節約することもできますので、本記事では保険料を節約するポイントを紹介したいと思います。

自動車保険の保険料の基本的な決まり方は別記事で紹介しています。

自動車保険の保険料を節約するポイント

自動車保険の保険料を節約するポイントは以下の通りです。

■自動車保険の保険料を節約するポイント

  • 運転者を限定する
  • 年齢条件を設定する
  • むやみに特約を追加しない
  • 割引を活用する
  • 無事故を続ける

自動車保険の保険料は、補償範囲で決まりますので、運転者や年齢など補償範囲を限定させたり、特約で補償を広げすぎないようにすることで保険料を安く抑えることができます。割引を活用することも保険料を安くするポイントです。

また無事故を続けるというのがシンプルですが最も有効な保険料を安く抑えるポイントでもあります。

1つ1つのポイントを順番に見ていきましょう。


運転者を限定する

保険料節約を考える際にまず考えたいのは、運転者を限定することです。

自動車保険には補償の対象となる運転者を限定することで、保険料の割引を受けることができる「運転者限定割引」があります。

運転者限定割引は運転者を本人のみ(本人限定)、本人と配偶者のみ(配偶者限定)、本人と家族のみ(家族限定)とすることで保険料を割安にすることができます。

■運転者限定割引

  • 本人限定 :運転者を記名被保険者のみとする。割引が最も大きい
  • 配偶者限定:運転者を記名被保険者とその配偶者のみとする。割引は本人限定の次に大きい
  • 家族限定 :運転者を記名被保険者とその家族のみとする。割引は本人限定、配偶者限定の次に大きい

自家用車であれば運転する人が限られているという人も多いと思いますので、そのような方は運転者を限定しましょう。

他人に車を貸すかもしれないという方でも、他人の車を運転する際でも他車運転特約などで自分で補償を用意している人も多く、ドライバーのマナーでもあります。

最終的には自己判断ですが、運転者を限定することによる割引額は大きいのでぜひ検討しましょう。


年齢条件を設定する

年齢条件を追加することでも保険料を割引できます。

年齢条件とは主に運転する人の年齢が一定の年齢以上であれば受けられる割引で、25歳以上、30歳以上など年齢条件が上がっていくほど保険料の割引が大きくなります。

年齢の条件は保険会社によって異なり、例えばSBI損保の場合は以下の年齢条件の設定が可能になっています。

■SBI損保の年齢条件と割増引率
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運転者が26歳以上であれば約1割保険料を値下げすることができます。

年齢条件で注意したいのは設定する年齢はあくまで主に運転する人の年齢の条件であり、年齢条件以下の人が運転した場合補償されないということではありません。

例えば、主に運転するのが50代の夫婦のみであるため、年齢条件26歳以上としていた場合に遊びに来ていた20歳の親戚が運転して事故を起こしてしまった場合も保険は使用できるということです。

あくまで主に運転する人たちの年齢条件ですので、その年齢以下の運転者をすべて補償しないというわけではないということです。

運転者限定が設定した限定条件以外の人を補償しない点との違いといえます。


特約は最低限にして、割引を活用する

むやみに特約を追加しないというのもポイントです。

特約は補償を手厚くするため、見ているとつい追加しておきたくなります。もちろん補償は手厚い方が良いですが、保険料とのバランスが重要です。

特約の中には保険料が割高であったり、ほとんど不要の特約もあります。自分に必要な補償を見極めて、必要最小限の補償として特約も最低限に抑えましょう。

個人的には特約は「あったら便利」なものを付帯させるのではなく、「ないと困る」ものを付帯させることが必要最小限の特約とするポイントではないかと思います。

また、割引を活用するということもポイントです。

保険会社は特定の条件に当てはまる契約者には保険料の割引を用意しています。

割引の内容や条件は保険会社によって異なりますが、ゴールド免許保有者へ保険料の割引をする「ゴールド免許割引」やインターネット経由の申込者への「インターネット割引」、すでに他の車を契約済みの方へは「セカンドカー割引」などがあります。

■主な割引

  • ゴールド免許割引
  • インターネット割引
  • セカンドカー割引

割引も保険会社によって様々ですので、どのような割引制度があるか気になる保険会社のWEBサイトなどで確認してみると良いと思います。


無事故を続ける

最も重要なのは無事故を続けることです。

自動車保険の保険料を決める重要な要素として無事故実績・事故実績を表す「等級」があります。

等級は1年間無事故だと1等級上がり、等級があがるほど保険料の割引を受けることができます。逆に事故を起こして保険を使用すると通常3等級下がり、さらに事故有等級となり保険料が跳ね上がります。

そのため無事故を続ける優良ドライバーの保険料は割安になっていきますので、保険料を節約したいと思うのであれば無事故を続けることが最も効率よく、補償も限定せずに保険料を下げる方法となります。


節約のポイントは「補償範囲の限定」と「無事故の実績」

保険料を節約する方法として5つのポイントを見てきました。

方法はいくつもありましたが、基本的な考え方としては「補償を限定する」ということと「無事故の実績を積む」ということに集約します。

自動車保険は補償範囲によって保険料が決まりますし、多くの保険会社では顧客の想定される事故率に合わせて保険料が増減します。

事故率は年齢や自動車の使用目的などでも変わりますが、最も事故率を表し保険料への影響が大きいのは等級です。等級を上げていくには無事故を続けていくことが唯一最大の方法ですので、長期的に見ると保険料を安くするには無事故を続けていくことが重要です。

保険に加入する際には、補償範囲を適正にすることが最も重要になってきますので、保険料を見直す際は補償に無駄なところがないか、不要な補償はないかという観点でチェックを行うことでお得な保険料とすることができます。

  • 運転者を限定すると保険料を節約できる
  • 年齢条件を設定すると保険料を節約できる
  • 特約は最低限とする
  • お得な割引制度を活用する
  • 無事故を続けて等級をあげて保険料を安くする

今回紹介した以外にも、補償を見直すことや一括見積を利用して複数の保険会社の保険料を比較することでも保険料は安くなります。

別の記事で紹介していますので、保険料を少しでも安くしたいという方はぜひ参考にしてください。


一括見積を活用することで保険料を比較する

保険料を安くするための心構えは上述したポイントが基本になりますが、自動車保険は同じ補償でも保険会社によって保険料が大きく変わってくるので、多くの保険会社の保険料を比較することで結果的に保険料を安くできます。

見積を取るには各保険会社に個別で見積を取る方法と複数の保険会社に一括で見積を取る方法がありますが、一度の手間で20社近くの見積を取ることが出きる一括見積サービスがおすすめです。

一括見積サービスを利用して複数の保険会社の保険料を同じ条件で比較をして、保険料が最も安い保険会社を選ぶことで保険料を大きく節約することができます。

見積を取る会社を選択することもできるので、保険料重視派は最低限ダイレクト型の保険会社の見積は取得しておきたいですね。


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