捕まると刑事処分となる道路交通法上の重大な違反行為と罰則

公開日:2015年10月25日

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道路交通法を違反した場合には、刑事上の責任と行政上の責任を負う必要があります。

行政処分とは違反点数であり、それによって行われる免許停止や免許取消の処分のことを言います。刑事処分は多くの違反については反則金によって処分が完了しますが、重大な違反であったり期日までに反則金を支払わないと刑事手続きとなり、罰金や懲役刑に科せられます。

罰金、懲役の刑事処分を受けると前科1犯となり、いわゆる前科者となります。

普通のドライバーであればまず犯さない重大な違反行為ですが、本記事では刑事処分となる重大な違反行為とその罰則を紹介します。

道路交通法上の重大な違反行為とその罰則

捕まると懲役、罰金などの刑事処分となる重大な違反行為とその罰則は以下の通りです。

■道路交通法上の重大な違反行為と罰則

違反内容 違反点数 罰則
酒酔い運転 35点 5年以下の懲役又は100万円以下の罰金
麻薬等運転 35点 3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
酒気帯び運転
(0.25mg以上)
25点 3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
酒気帯び運転
(0.15-0.25mg)
13点 3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
共同危険行為等禁止違反 25点 2年以下の懲役又は50万円以下の罰金
無免許運転 25点 1年以下の懲役又は30万円以下の罰金
過労運転等 25点 1年以下の懲役又は30万円以下の罰金
大型自動車等無資格運転 12点 6か月以下の懲役又は10万円以下の罰金
仮免許運転違反 12点 6か月以下の懲役又は10万円以下の罰金
スピード違反
(50km以上超過)
12点 6か月以下の懲役又は10万円以下の罰金
スピード違反
(40-49km超過)
6点 6か月以下の懲役又は10万円以下の罰金
スピード違反
(一般道で30-39km超過)
6点 6か月以下の懲役又は10万円以下の罰金
無保険運行 6点 1年以下の懲役又は50万円以下の罰金
無車検運行 6点 6か月以下の懲役又は30万円以下の罰金

酒酔い運転が最も重く、5年以下の懲役又は100万円以下の罰金という厳罰になっています。

さらに酒酔い運転、酒気帯び運転は2007年に道路交通法が改正されてからは、運転者だけでなく、車両提供者、酒類提供者、同乗者、酒をすすめた人すべてに運転者に準ずる懲役または罰金が科せられるという大変重い罪になっています。

麻薬を決めながら運転するよりも重い罪になっており、数ある交通違反の中でも最悪な罪として設定されていることがわかります。

また、当然ながら上記の重大な違反を犯した場合は違反点数も大きく、すべて6点以上ですので一発免停以上は確定で、多くの違反行為が一発で免許取消となります。

これらの重大な違反行為は行政処分も厳しいものになります。


人身事故の場合は刑法上の罪に問われる

上記は道路交通法上の罪ですが、人身事故を起こした場合は刑法上の罪である自動車運転過失致死傷罪や危険運転致死傷罪の罪にも問われることもあります。

  • 自動車運転過失致死傷罪:7年以下の懲役・禁固または100万円以下の罰金
  • 危険運転致死傷罪:けがの場合は15年以下の懲役、死亡させた場合は1年以上の有期刑(最低20年の懲役)

このように、道路交通法上の罪だけでなく、人身事故ということだけで様々な責任を負うことになります。さらに当然民法上の損害賠償責任も負うことになりますので、その罪の重さや与えた損害の大きさがわかります。

上記の重大違反行為とあわせて起きやすい人身事故ですが、死亡者や後遺障害を与えてしまった場合は罪が両方加算されていくことになりますので、今後の人生は罪の償いにすべて当てることになるでしょう。

何より被害者の方を出さないためにも重大な違反行為は絶対にせず、人身事故も起こさないように安全運転を心掛ける必要があります。


自分と家族の人生を変えてしまう重大な違反

捕まると刑事処分を受ける道路交通法上の重大な違反行為やその罰則を見てきました。

懲役刑などがあって非常に重い罰がありますし、違反点数も大きいので一発で免停や取消となる違反ばかりです。

さらに刑事上の責任や行政上の責任だけでなく、これらの違反を犯して交通事故を起こしてしまった場合には民事上の責任として被害者に与えた損害を賠償する責任もあります。

道交法上の罪が重いのはこれらの行為が危険だからであり、罪を犯していると多くの場合危険な事故を起こしてしまいます。被害者の状態も悪い場合が多く、結果損害賠償金額も高額となります。

仮に奥さんや子供がいる人が重大な違反を犯して事故を起こし被害者を死亡させてしまった場合、一家の大黒柱は懲役刑に課せられ重い損害賠償の負担をしながら家族は生活をしていかないといけません。

多くの場合、前科がついてしまうとなかなか就職先も見つからないので懲役を終えても経済的に元の生活に戻れる可能性はかなり低いでしょう。そうなると子供の進学や住む場所など人生の選択肢はかなり狭まります。

さらに被害者やその家族の人生を奪ってしまったという罪の意識とも家族で背負っていかなければいけないので、加害者自身やその家族の人生は事故の前後で一変するといえます。

教習所などでも散々言われていることですが、このようなリスクがあるということを考えて運転をすべきですよね。

重大な違反行為はついうっかりやるレベルの違反ではなく、自分がやろうと考えて犯してしまう類の違反です。逆に言うと自分が罪を犯す前に踏みとどまれば重大な違反行為はせずにすみます。

自分や家族の生活をかけてまでその違反行為をする意味はあるのかを考えれば答えは明らかだと思います。スピード違反や飲酒運転など今回上げた違反は絶対に避けて安全運転を心掛けたいですね。


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