危険認知速度ごとの致死率は10km違うと2倍になる
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自動車事故の統計などで「危険認知速度」という言葉があります。
危険認知速度とはドライバーが歩行者や相手車両を認知して、ハンドルを切るブレーキを切るなどした時の自動車の速度のことです。
危険を認知した速度ということで当然高いほどブレーキを踏んでも止まるまでに時間がかかりますので、事故率や致死率が高まります。
警察庁では危険認知速度別の死亡事故の件数を毎年調査して公表しています。
■危険認知速度別の死亡事故の件数
出典:政府統計の総合窓口
これを見ると、50km-80km、80km超の高い危険認知速度の死亡事故件数が他の速度と比べると減少幅が大きいですが高速道路上の事故全体が減少していることがこの原因です。
危険認知速度が10km違うと致死率は約2倍
また、危険認知速度が異なると事故の被害者が死亡する割合の致死率が大きく異なります。
参考として2013年に起きた事故の危険認知速度別の致死率は以下の通りです。
■危険認知速度別の致死率(2013年)
速度 | -10km | 10-20km | 20-30km | 30-40km | 40-50km | 50-60km | 60-70km | 70-80km | 80km- |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
致死率(%) | 0.12 | 0.32 | 0.37 | 0.83 | 1.96 | 3.93 | 8.19 | 14.93 | 31.22 |
出典:政府統計の総合窓口
10-20kmでの致死率が0.32%であるのに対して、80km超の場合の事故は致死率31.22%と100倍近い差になっています。
大体危険認知速度が10km上がるごとに致死率は2倍になるようです。
このように事故の時は速度によって致死率が大きく異なります。
そのため危険を認知した場合には間に合わないと感じた時でもブレーキを踏むことで被害を最小限にすることができます。
歩行者や障害物が出てきた時にハンドルを切ってしまう人も多いですが、まずは速度を落とすことが重要ということを肝に銘じる必要があります。
- 危険認知速度とは危険に気付いた時の車の速度
- 危険認知速度が10km違うと致死率は約2倍
- 危険を認知したらまずブレーキを踏んで速度を落とす
スピード違反の違反点数と罰金
法定速度を超過するスピード違反は事故時のリスクを高めますが、当然行政処分や刑事責任があります。
スピード違反を犯した場合の違反点数は、一般道と高速道路でそれぞれ超過速度に応じた違反点数および反則金が設定されています。
一般道の場合は1点から12点、高速道路の場合1点から12点の違反点数があります。
刑事上の責任は、一般道であれば30km以上のスピード違反で、高速道路では40km以上のスピード違反で、6月以下の懲役又は10万円以下の罰金が科せられることになります。
日本における全体の死亡事故件数は減少していますが、更なる現象を警察が目標にした場合には飲酒運転と同様に、スピード違反が厳罰化の対象となる可能性もあります。
飲酒運転は一度犯した時には人生が終わってしまうほどの重い罰を科せられることになっています。スピード違反が厳罰化された場合、特に20代、30代の若年層はスピード違反を犯す割合が他の世代よりも高いので、厳罰化の際には注意する必要があります。
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