新規契約する際の注意点は設定する補償の範囲と正確な申告

はじめて自動車保険を契約する場合は、新規契約という形になり、等級も6等級からスタートして無事故の実績を積んでいくことで1年ごとに等級が上がり保険料の割引率も上がってお得になります。

自動車保険に加入する時には自動車購入が一緒なことも多く、ついつい楽しい自動車選びに熱中しがちですが、自動車保険を新規契約する際にはいくつか注意点がありますので、申し込み・契約をする前にチェックしておき無用な落とし穴にはまらないように注意しましょう。

設定する補償内容は慎重にチェック

自動車保険に加入する際に最も注意したいのは補償の内容です。

自動車保険の目的は万が一事故にあった場合の補償にあります。そのため対象となる補償が何になるかは非常に重要です。

自動車保険には補償を受けられる条件を設定することができるので、補償対象を狭めると保険料を安くしたり、逆に保険料は高くなるものの補償を厚くすることもできます。

保険料を安くしたいばかりに必要な補償を削って万が一事故にあっては目も当てられませんので必ず必要な補償はおさえるようにしましょう。

運転者の設定などが一般的ですので、新規契約の際には契約する車が誰が運転するのか、他人に運転をさせる機会・可能性があるかどうかという点を考えて適切な補償内容を吟味する必要があります。

保険会社への正確な申告を心がける

また、自動車の使用目的や予定走行距離でも保険料はずいぶん変わります。買い物などの日常利用のみなのか、通勤通学にも使用するのかです。

自動車保険のために使用目的を変えるということはあり得ないと思いますが、保険料を安くしたいと考えて虚偽の申告をしてはいけません。

悪質と判断された場合は保険金の支払いがされなかったり、自動車保険の契約を解除されてしまう可能性もありますので注意しましょう。

申告義務違反による契約の解除

自動車保険では、車の使用目的や車種など保険料に関わる重要な事項については、変更があった場合に保険会社へ申告しなければいけない申告義務があります。

申告義務違反があった場合、万が一事故にあった場合に保険金が支払われなかったり、契約の解除をされる場合もありますので注意しましょう。

自動車保険の契約が解除されると、解除以降に事故にあっても保険金が支払われないのはもちろん、契約の解除前に起きた事故の保険金も支払われない場合もあります。

申告義務違反のあった事項と発生した事故に因果関係がある場合には、支払い済みの保険金についても返還請求されることもあります。

保険料が値上がりするであろう事項の申告はおっくうになる気持ちは理解できますが、申告義務違反やそれによる契約解除はリスクが大きいので、何か変更があった場合には速やかに保険会社に連絡をするのがベターです。