エコカー減税の意味や条件、減税額

自動車を購入したり所有したりすると税金がかかりますが、環境に優しい車や一定の条件を満たしたときに税金が安くなるのが「エコカー減税」です。

エコカー減税の対象や条件

エコカー減税は地球環境に優しい車の開発や普及や景気対策を目的に作られたもので、2009年から2012年の間に行われその後も基準を変更して延長されています。

エコカー減税は「自動車重量税・自動車取得税の特例措置」と「自動車税のグリーン化」の2つの税制優遇政策の総称となっています。

自動車の購入、所有にかかる税金は自動車取得税、自動車税、重量税の3種類がありますので、エコカー減税はうまく活用することでそのすべての税金が安くなる税金優遇制度であることがわかります。

「自動車重量税・自動車取得税の特例措置」は、国土交通省が認定する排出ガス基準や燃費基準を満たした車を購入した時の自動車取得税と新車新規検査の時の自動車重量税が減税されます。

燃費基準などその年によって達成基準は異なりますが、平成27年度燃費基準＋20％達成車は100％の免税となり、平成27年度燃費基準＋10％達成車は75％の免税となり、平成27年度燃費基準達成車は50％の減税がされます。

「自動車税のグリーン化」は自動車の環境対応基準によって都道府県から課税される自動車税の税金を減額されるものです。排出ガスや燃費の基準をクリアしている車には自動車税を安くする一方で、新車登録から一定年数を経過した環境に優しくない車については税率が重くなっています。

ドライバーであれば自動車による環境への負荷はなるべく軽くする必要がありますが、やはり直接的に税金負担が減るとエコカーにしようという気になりますよね。

環境に優しい車は普通の車よりも車体価格が高いことが多いですが、税金負担を考えると普通の車と同じか少しお得になることもあります。

どの車を選択するかの基準は人それぞれですが、環境に優しい車を選んでエコカー減税を受けて税金をお得にするというのも良いですね。