自動車保険の見直し・乗り換えで重要な年齢条件と運転者限定

自動車保険の見直しの効果が大きいのは年齢条件や運転者限定条件を変更する時です。

年齢条件や運転者限定条件は保険料への影響が大きいため、タイミングをとらえて見直しをすると保険料を大きく得するチャンスになります。

逆に見逃すともったいないので、年齢条件や運転者限定条件が変わる主なケースを見ていきましょう。

年齢条件や運転者限定条件が変わる主なケース

年齢条件や運転者限定条件が変わるのは主に以下のような場合です。

■年齢条件や運転者限定条件が変わる主なケース

子供の独立・別居

最も考えられるのが子供が独立して家族共用の自動車を運転しなくなる時です。

今まで夫と妻とその子供が運転者であった車に自動車保険をかけている場合、運転者限定は家族のみ、年齢条件は子供の年齢に合わせた年齢条件となっていると思います。

子供が独立した場合は、年齢条件を夫婦の年齢に合わせて多くの場合は最も高い（保険料が安い）年齢条件に変更できるため、年齢条件を変更します。

また運転者限定条件も、家族のみを記名被保険者と配偶者のみとすることもでき、さらに保険料を安くすることができます。

子供が独立しても車に乗り続ける場合は条件の変更はできませんが、独立・別居をすると生活スタイルが変わり車に乗らなくなる方も多いと思います。気持ち的には少しさみしい気はしますが思い切って見直しをすることで保険料は安くすることができます。

配偶者・子供が自分用の自動車の購入

配偶者や子供が自分専用の車を購入した場合も、子供が独立した場合と同様に運転者が減ることになりますので、それに合わせた年齢条件、運転者限定をすることで保険料を安くできます。

家族共用の車の運転者が誰になるかによって最適な運転者限定条件、年齢条件を設定します。

配偶者や子供が自分用の車を購入する場合も、今後まだ運転する可能性があることも多いと思います。

その場合は無理に補償を削る必要はありませんので、これまでの車の契約内容は変更せず、新しく購入する妻や子供の車の自動車保険と自分の車の自動車保険と補償がかぶっているところがないかをチェックすると良いでしょう。

妻や子供の車で他車運転特約を付帯していると、自分の車で妻や子供を補償する必要がなかったりするので、保険の契約時に自分でもチェックすると良いですね。

子供の加齢

忘れがちなのが、子供も年を取っていくということです。何も変わらないように思っていても毎年必ず1つずつ年をとっていきます。

子供の年齢をもとに年齢条件を設定している場合は、子供が年を取ったことによって年齢条件を変更することができるかということを考えておく必要があります。

逆に言うと、年齢条件を設定する場合は、「21歳以上の年齢条件を設定したから息子の年齢から2年後には年齢条件を1つ上の者に変更しないといけないな」というようにいつ年齢条件を変更するか年齢条件を設定する際に意識しておくと毎年年齢条件のことを考えずにすみます。