車種別の車の維持費の平均額と維持コストを下げる方法

若者の自動車離れが進んでいることの原因の一つに車の維持費が高いという問題があります。

自動車にはガソリン代、自動車保険代、修理費用、車検費用など様々な維持コストがかかります。

自動車を趣味として利用するのであれば維持費が多少高くても構わないと思いますが、合理的に自動車を持つにはこれらの維持費用を含めて他の交通機関よりお得であったり便利と感じる必要があります。

車の維持費用は車種によっても異なりますので、車種別の自動車の維持費用の平均額を見ていきたいと思います。

車種別の車の維持費の平均額

ダイレクト型損保大手のソニー損保が実施した全国カーライフ実態調査によると、自動車のボディタイプやエンジンタイプによってそれぞれ以下のように平均維持費用が異なります。

■車種ごとの車の維持費用の平均額

出典：ソニー損保「2014年全国カーライフ実態調査」

これらの維持費用にはガソリン代、自動車保険料、駐車場代、修理費用などが含まれていますが、軽自動車とSUVを比較すると月で1万円以上の費用の違いがあることがわかります。

月に1万円違うと年間で12万円、10年間で120万円も変わってくることになるので、その差は馬鹿にできませんね。一般的に車本体の価格が高いものほど維持費も高くなっていきますので、自動車の購入時に車の本体価格だけでなく維持費用も含めた検討が必要と言えます。

経済的な合理性だけを考えると軽自動車やコンパクトカーを選ぶ方がお得といえ、現に最近の若者の間ではSUVやスポーツカーなどよりも軽自動車などが人気になっています。若者は自動車をファッションとしてではなく、交通手段の一つとしてとらえる面が強くなっていることがわかりますね。

なお、ガソリン自動車とハイブリッド自動車の維持費用の差は月に約1,000円程度です。ハイブリッド車というと燃費が良く維持費用が安くつくというイメージがありますがエンジンタイプによる維持費の差はそこまで大きくないことがわかります。

自動車保険の保険料を安くする方法

上記の維持費用には自動車保険の保険料も含まれますので、詳細は不明ですがボディによって自動車保険料にも差があると推測されます。

自動車保険は形式別料率タイプによって保険料が増減するしくみが取られており、事故が多かったり修理費用が高い車は各保険料が高くなるようになっています。

おおむね軽自動車など排気量の少ない車種は保険料が安くなり、ベンツなどの高級車になるほど保険料は高くなる傾向にあります。

そのため排気量の少ない軽くて安い車を選択するというのは自動車保険料の節約という面から見ても効果的といえます。

それでもお金のことだけを考えてクルマ選びをしたくないという人で自動車保険の保険料を安くしたいという人は、複数の保険会社から見積もりを取って比較して最も安い保険会社を選択することでお得に自動車保険に加入することができます。

自動車保険の保険料は損保各社によって異なりますので、複数の会社から見積もりを取ることで確実に安い保険料の会社を見つけることができます。

一括見積サービスを使用すれば3分程度の入力で見積もりを一括で取ることができるので、手間も少なくなりおすすめです。