自動車保険に入るタイミングと事前準備の重要性

自動車保険にはいつ入ればよいかということを疑問に思う方もいると思いますが、
結論からいうと自動車の購入時に合わせて自動車保険に加入するのが一般的であり常識です。

自動車を購入したのに保険に加入していないと事故を起こした際の補償は強制保険である自賠責保険だけになります。

「自動車保険で必要な補償額と高額賠償事例」の記事でも紹介していますが、自動車事故による損害額は身近な事故でも数十万円から数百万円、死亡や後遺障害を与えてしまった場合の賠償額は億を超えることもあります。

このような補償は自賠責保険では不十分ですので、被害者のためにも自分のためにも任意保険に加入しておきましょう。

自動車保険を自動車購入後に探して加入するというのは無保険でいることになりますので、非常に危険な行為であるといえます。1日でも任意保険がない状態での運転はやめましょう。

逆に自動車購入前に自動車保険に入ることは必要書類が足りずできません。また余計な保険料を支払うだけですので意味がありません。

ということで必然的に自動車保険は自動車購入に合わせて、納車日から加入するということになります。

自動車購入に合わせた自動車保険加入のステップ

頭ではわかっていても自動車購入時は自動車の方にばかり頭がいって、自動車保険のことは忘れがちになってしまいます。

自動車の納車に合わせて自動車保険に加入できるよう、自動車購入におけるステップごとに自動車保険側でやっておいた方がよいことをざっくり以下にまとめました。

■自動車購入に合わせた自動車保険加入のステップ

自動車保険に加入するには契約と保険料の払い込みが必要になります。

そのため納車初日から自動車保険を有効にするには、納車前日までに契約と保険料の払い込みを済ませましょう。

納車直前に自動車保険をばたばたと選んで補償に穴があると大変ですので、自動車購入を考え出したら合わせて自動車保険についても比較して探すことが重要です。

自動車保険の契約が納車日に間に合わない場合

自動車保険の契約（補償開始日）が、契約車の納車日に間に合わない場合、納車日から補償開始日までの間は無保険の状態になります。

自賠責保険の補償が開始していれば公道を走ることが法律違反にはなりませんが、当然その間に重大な事故を起こした場合は、自賠責保険の補償額を超える損害賠償額は自分で支払う必要があります。

そのため、元々高額賠償に備えて任意保険に加入しようとしている人は、任意保険の契約（補償開始日）が納車日に間に合わない場合、補償が開始されるまでは事故による高額賠償のリスクにさらされることになるので、補償が開始されるまで自動車に乗るのを極力控えた方が良いでしょう。

逆に言うと、納車日から補償がある状態で利用したい場合は、必ず納車日までに自動車保険の補償を開始するようにしましょう。