自動車が盗難にあった場合の正しい対応

自動車を盗難されたときはパニックになりますが、そのようなときこそ冷静かつ迅速にとるべき対応をとることが早期の解決につながります。

自動車が盗難にあった場合に取るべき正しい対応は以下の通りです。

■自動車が盗難にあった場合に取るべき対応

取るべき対応はすぐに警察に届け出をして、自動車保険に加入している場合は車両保険や車内身の回り品特約に加入していれば補償の対象となりますので、速やかに保険会社へ連絡をすることです。

すごくシンプルで当たり前のようですが、実際に盗難にあった時にはきちんとできない方も多いので、覚えておくと良いでしょう。

事故にあった時と同じですが、保険に加入していたとしても警察に届け出をしていないと支払い対象となりませんので要注意です。

警察にも保険会社にも盗まれた車の情報を正確に伝える必要があり、情報が記載されている車検証は盗難されると車と一緒に手元からなくなりますので、非常に困ります。

このような事態に備え、車検証のコピーを自宅や会社等に1部でも用意しておくともしもの場合に手続きがスムーズになります。

警察に被害届を出して盗難されたことが公的に証明されていれば、車両保険や車内身の回り品特約を使用したりして被害額を取り戻すことができますので、何よりも警察への届け出を優先して行いましょう。

盗難にあった直後はパニックになったり、とても落ち込んだ気持ちになってしまうものですが、気持ちを切り替えてきちんと対応をしたいですね。

自分の身近な人が被害にあった場合は冷静な人が必要な対応を代わりに行ってあげたり、指示をしてあげることで手続きの漏れをなくすことができます。

盗難を予防するイモビライザーと自動車保険のイモビライザー割引

自動車が盗難された際の対応について紹介しましたが、盗難されないで済むのであればそれが一番ですよね。自動車の盗難を予防するための設備として、イモビライザーという設備があります

イモビライザーは電子キーのことで、従来のひねって回す鍵ではなく、スイッチでエンジンをかけたりロックしたりすることができるキーのことです。電子キーとすることで、ピッキング対策となり、自動車の盗難防止や車上荒らし防止の効果があるといわれています。

犯罪者の進化も早いので、イモビライザーがあれば安心というわけではありませんが、イモビライザーなしの時と比較すると犯罪に巻き込まれる可能性が低くなります。

イモビライザーを搭載している車だと、自動車保険の保険料の割引を受けることができることもあります。

自動車保険の保険料は事故や盗難のリスクに応じて計算されていますので、盗難のリスクが下がるイモビライザーを搭載している車に保険料を割引するのはある意味当然ですね。

現在は新車の7割程度がイモビライザーに対応しているということで、意識してイモビライザーの車を選ぶという感覚ではありませんが、イモビライザー搭載車に乗っている場合は、自動車保険のイモビライザー割引があるかどうか確認するようにしたいですね。