法人や10台以上の車所有者は、フリート契約で保険料が安く
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自動車保険の契約には「フリート契約」と「ノンフリート契約」の2種類があります。
個人の場合、ほとんどノンフリート契約になるので意識している人は少ないですが、多くの車を所有していたり法人の場合はフリート契約に変更すると保険料が割安になることが多いです。
「フリート契約」の特徴
- 契約車両が10台以上で加入することが出来る
- 同じ補償であればノンフリート契約より保険料が安い
- 契約単位が「車」ではなく「人(契約者)」となる
- 等級制度がないが、独自の割引率は70-80%と高い
フリート契約とは10台以上の自動車の契約がある場合に変更できる契約のことで、同じ補償内容であれば割安な保険料で自動車保険に加入することができます。
その他、自動車保険の契約が「車」でなく「契約者」単位になったり、等級制度はなく、割引率がノンフリート契約と比較して大きくなるなど、フリート契約は個人の多くが加入するノンフリート契約と異なる点が多くあります。
契約が「契約者」単位であることで、追加で自動車を購入した場合も、最初から他の車と同じ割引を受けられるなどのメリットもありますね。
フリート契約とノンフリート契約の違いについては別の記事で詳しく紹介していますが、
要は10台以上の車を所有していれば、保険料が割安な契約に変更することができるのです。
フリート契約の条件
フリート契約とすることができる条件は10台以上の契約車両を所有していることですが、「所有している」というのはリースも含んでいます。
所有しているとすることができる条件は以下の通りです。
- 車検証の所有者・使用者欄が契約者の名義になっている自動車
- 1年以上のリースをしている自動車
- 割賦販売で購入した自動車
フリート契約は法人利用を念頭におかれた契約体系ではありますが、個人でも10台以上の車を所有していれば利用することができるので、条件に合う方はフリート契約に変更することで保険料の節約をすることができます。
保険会社によってフリート契約に対応している会社としていない会社がありますので、条件に合う方は保険会社に問い合わせてみるとよいと思います。
フリート契約をした方が良い場合
個人や法人で10台以上車を所有している場合、フリート契約にすることもできますが、フリート契約にした方が良いのはどのような場合でしょうか。
結論から言うと、基本的に優良な人たちであれば、フリート契約可能であればフリート契約とした方が良いでしょう。
- フリート契約可能であればフリート契約とした方が良い
フリート契約は、ノンフリート契約と比較して保険料が割安になる場合が多く、それだけでもメリットが大きいです。
また、ノンフリート契約が契約車両ごとに等級による保険料の割引をするのに対して、フリート等級は契約車両全体の事故率によって次年度の保険料が決定されます。
そのため、保険料は契約している車の事故率によって大きく左右されます。
事故減少の取り組みによって大きく事故率を下げることができれば、得られる保険料の優遇はノンフリート契約よりもさらに大きくなります。
適切な従業員管理をして事故率を低く保つことができる法人であれば、フリート契約とした方がお得で、ノンフリート契約とするよりもフリート契約にした方が良いといえます。
事故率をどの程度にすることができるかは、契約時点では何とも言えないと思いますが、元々の保険料がノンフリート契約よりもお得なので、フリート契約ができる場合はフリート契約としておいた方が良いといえます。
等級が最高の場合、フリート契約とした方が得か
10台以上自動車保険を契約する車両がある場合、ノンフリート契約にするかフリート契約にするかは事故率次第ですが、フリート契約の方がお得なようですが、等級が最高の20等級の人の場合はどうでしょうか。
結論から言うと、等級が最高であってもフリート契約を選択した方がメリットが大きくなります。
ノンフリート契約における等級の割引率は保険会社によって異なりますが、20等級の場合60%程度の保険料の割引を受けることができます。
この割引率はかなり大きいので、フリート契約の割引率によってはノンフリート契約の方が得になる場合があります。
しかし、それでも自動車保険を契約する車が10台以上ある人なので、契約する車の等級がすべて20等級ではじめてフリート等級よりもお得になります。
また10台以上車を所有している人は今後も新しい車を購入して使用する可能性がありますので、契約するすべての車を一括で割引するフリート契約の方がお得になる可能性が高いです。
そのためノンフリート契約の一つの契約の等級が20等級であったとしても、車を10台以上所有していてフリート契約が可能な人はフリート契約を選択した方がお得であることが多くなっています。
最終的には損保会社に見積もりを取って自分で選択をする必要がありますが、フリート契約が可能な人はフリート契約をした方が得することが多いということは頭に入れて置くとスムーズですね。
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