顧客満足度で比較すると1位はソニー損保かイーデザイン損保

保険会社を比較する上で参考にしたいのが第三者の意見です。

保険会社も顧客満足度調査結果を独自に各社出していますが、自社で行ったアンケートですので、あくまで参考程度です。

第三者の調査結果を見ることで、利用者の満足度がよりリアルな形で見ることができます。

今回はオリコンCS、楽天、価格.comという3つのランキングサイトの調査結果をもとに自動車保険会社の顧客満足度を比較したいと思います。

顧客満足度で自動車保険を比較

各サイトでの顧客満足度ランキングの結果は以下の通りです。

■顧客満足度ランキングで比較

ランキング1位はソニー損保とイーデザイン損保で分け合う

サイトが調査した結果なので、全体的にネットユーザが多いのかもしれませんが、やはりダイレクト系の保険会社がランキングの上位を独占しています。

インターネットを中心にしたチャネルで、中間コストを省いて保険料を割安にするという方針が顧客にも支持されているということなのでしょう。

ダイレクト型の中でもランキング上位なのはソニー損保とイーデザイン損保です。

ソニー損保はダイレクト型保険会社No1の会社で多くの人に選ばれているというのが顧客満足度ランキングにも表れています。走る分だけの保険料などのお得な保険料体系も評価されているのでしょう。

ランキングでもオリコンで1位、価格.comで2位、楽天で4位といずれも上位にランクインしました。

イーデザイン損保はオリコンで5位ながら価格.com、楽天でいずれも1位となり顧客満足度が高いことを示しました。

イーデザイン損保はダイレクト系ですが、大手の東京海上グループで信頼度やブランド力と、保険料のお得さ両面が評価されたのでしょう。販売実績もダイレクト系で順位を上げてきている成長中の保険会社という印象です。

2社以外もSBI損保、三井ダイレクト、おとなの自動車保険のセゾン自動車火災、チューリッヒなど保険料がお得なダイレクト系保険会社が上位に顔を出しています。

ダイレクト保険会社が上位を独占している理由は？

自動車保険を選ぶ基準としてよく言われるのは保険料と事故対応力です。

金額が明らかな保険料についてはダイレクト型保険会社に軍配があがるため、大手の保険会社や代理店型の保険会社では事故対応力を売りにして自動車保険の契約を取っています。

しかし、顧客満足度ランキングを見ると結局ダイレクト型保険会社がすべて上位になっています。

このことから、契約者の満足度の基準はやはり保険料であるということや、ダイレクト型の保険会社の事故対応のサービスレベルが実は高いということが推測されます。

ランキングをうのみにするというのもあまりよくありませんが、「ダイレクト型保険会社はいざという時の事故対応が・・・」とか、「やっぱり事故対応を考えると大手の保険会社に入っておこう」という考えは今は昔になっているのかもしれませんね。