高齢者の運転免許保有者数の推移と高齢者講習
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現在の自動車保険業界は高齢者ドライバーの増加とその事故率の高さに苦しんでいるということを以前の記事で紹介しました。
本記事ではその背景となっている高齢者の増加などをデータで見ていきます。
高齢者の人口、運転免許所有者、死者数の推移
以下は高齢者の人口の増加と運転免許証の所有者、また事故による死者数の推移をとったものです。
■高齢者の人口、運転免許所有者、死者数の推移
出典:政府統計の窓口
人口の増加もありますが、それ以上に運転免許所有者や自動車運転中の死傷者の伸びが大きいことがわかります。
高齢者の場合はアクセルとブレーキを踏み間違えるなど単純な操作ミスから重大な事故を招くということが多いようです。
そのため今後、高齢者による事故やその死傷者を減少させていくには、運転免許の新規発行・継続時に厳しめの基準を設けて操作ミスによる重大事故の割合を60歳以下の人たちと同じ水準にすべく活動していく必要があるように思えます。
70歳以上の更新の場合、高齢者講習が必要
現在70歳以上の更新の場合、以下の講習のいずれかが必要になっています。
■70歳以上で免許証の更新に必要な講習
- 高齢者講習
- シニア運転者講習
- チャレンジ講習
さらに75歳以上の場合は免許更新の6か月以内に認知機能レベルを検査する講習予備検査が必要になります。
こういった高齢者講習の基準を厳しくするか必要年齢を引き下げるなど高齢者事故の減少のため何かしらの対策が求められています。
昼間に死亡事故に巻き込まれる高齢者
社会全体で高齢者が増加していることから、ドライバーとして事故が増加していることもありますが、歩行者として事故に巻き込まれて死亡される高齢者も増加しています。
昼間の事故における死亡者のうち、6割近くが60歳以上の高齢者です。夜間に事故に巻き込まれて死亡する人の高齢者の割合が4割強であることを考えると突出して多くなっています。
原因は、シンプルに全体の高齢者の数が増加していることによります。
道を歩いていても感じることですが、夜間は高齢者以外の世代が多く出歩いていますが、昼間に道を歩いている人は高齢者らしき方が多くなっていますよね。
そのため、同じように事故が起きた場合、昼間の事故は高齢者が巻き込まれることが多くなり、夜間の事故は高齢者以外の人が巻き込まれることが多くなっています。
全体的な割合として高齢者が増加している以上仕方のないことであり、今後この傾向はさらに強くなっていくものと思われます。
少子化への対応は日本の国全体の課題ですが、高齢者が道に多いという現状を踏まえて、歩道を広く取るなど重大な事故が起きる可能性を少しでも下げる対応が求められていると言えます。
高齢者ドライバーを意味するもみじマーク
70歳以上の高齢者が運転をする際には高齢者ドライバーを意味するもみじマークを運転する車の見えやすい場所に表示するよう努めることが決まっています。
表示するように「努める」ですので、表示義務があるわけでもなく表示していないからといって罰則を受けることもありません。
初心者マークと同じようにもみじマークを貼っていると、年寄りのようで恥ずかしいという人もいると思いますが、スムーズに公道を走行するという意味ではもみじマークを貼っていてデメリットはあまりありません。
もみじマークを表示して走行している車は初心者マークと同じく「初心運転者等」に含まれ、幅寄せや車間距離を保たずに車線変更をするとそのドライバーは道路交通法違反となり、違反点数1点で反則金もあります。
つまり、もみじマークを表示していることでまわりの車から無理な運転をされることが少なくなりますので、運転技術の自信の有無に関わらずもみじマークを表示して走行するようにしましょう。
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