前契約がある(継続契約)場合の等級と保険料の違い
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
新規契約の際の等級は原則6級から始まることは別の記事で紹介していますが、すでに保険を契約している(前保険がある)人が新たに自動車保険に加入する場合の等級や保険料の決め方について紹介します。
新たな自動車保険の契約前に自動車保険に加入している場合、新契約の等級には前の契約の等級が関係してきます。前契約の等級の引き継ぎは、契約の切り替えのタイミングによって引き継ぎ方が異なってきます。
自動車保険の契約の切り替えのタイミングは以下の4種類があり、契約形態も等級の引き継ぎ方も異なります。
- 満期継続(自社継続)
- 満期乗換(他社継続)
- 中途切替
- 中断新規
満期継続とは前契約が満期を迎えるタイミングで新しい自動車保険の契約を結ぶことで、前契約と同じ自動車保険と契約する自社継続と前契約とは異なる自動車保険会社と継続すう他車継続があります。
また前契約の契約期間中に契約を解約して新しい自動車保険の契約を結ぶことを中途切替といい、前契約解約から8日以上間をあけて契約をすると新しい契約は新規契約扱いとなり、中途新規という切り替え方になります。
それぞれの契約の切り替え方によって、新契約の等級がどう変わるのか順に見ていきたいと思います。
満期継続(自社継続)・満期乗換(他社継続)
- 満期継続は、保険が満期を迎えた後に同じ保険会社で保険を継続すること
- 満期乗換は、保険が満期を迎えた後に違う保険会社へ保険を乗り換えること
- 基本的に前契約の等級は引き継がれる
- 満期日から新契約の始期日の間が8日以上空くと等級の引継ぎができなくなる
「満期継続」「満期乗換」は、前の契約が満期になってから間をあけずに新規契約を行う契約形態です。
満期後、同じ保険会社の保険を継続して契約する場合を「自社継続」、満期後、別の保険会社の保険に乗り換えて新規契約することを他社継続といいます。
自動車を乗り続けている方の場合は、ほとんどが1年ごとに更新・乗り換えをしているので、この自社継続or他社継続になります。
いずれも満期日からすぐに新保険の始期日を設定するので無保険期間は生じません。この場合は以前の保険契約期間中に無事故(保険を使用していなければ)等級が一つ上がって保険料が安くなります。
つまり、前契約の等級を引き継ぐことができます。
自動車保険は前契約の解約から7日以内であれば前契約の等級を引き継ぐことができます。逆に8日以上空いてしまうと、前契約の等級を引き継ぐことができずに等級がリセットされてしまうので注意が必要です。
- 満期日から新契約の始期日の間が8日以上空いてしまうと等級の引継ぎができなくなる
なお、自社継続の場合に限り、前契約の満期日から30日以内まで等級の引き継ぎを可能にする「自動継続特約」が付帯している保険もあります。
自動継続特約が付帯していると等級が引き継げる期間が長くなることになりますし、30日以内に更新をした場合、満期から新契約開始までの期間に事故を起こしても補償がされます。
- 満期日から30日以内であれば等級が引き継げる自動継続特約が付帯している保険もある
便利ではありますが、自社継続をした場合のみ有効で、他社に乗り換えた場合には、満期から30日以内であっても8日を超えると前契約の等級が引き継げなくなりますので注意も必要です。
中途切替
- 中途切替とは、契約期間中に解約をして他社の保険に乗り換えること
- 中途切替をすると、前契約の等級を引き継ぐことができるが、その年の無事故実績はカウントされない
- 保険を使用している場合、その分等級はダウンする
中途切替は前契約の契約期間中に、前契約を解約し、他社の保険に切り替えることをいいます。
切り替えた場合、1年以内の解約ですので、無事故の場合であっても等級が上がることはなく、同じ等級でもう1年保険料を払うことになります。等級が上がることはありませんが、その年に保険を使用した場合は、当然新契約の等級が下がります。
つまり、その年の無事故実績を除き、前契約の等級を引き継ぐことができるといえます。
満期継続、満期乗換との違いはその年の無事故実績によって等級が上がるかどうかだけです。
中断新規
- 中断新規は前契約の解約日から8日以上経過してから新契約を結ぶこと
- 良い等級は引き継がれないが、悪い等級が引き継がれる
- 前契約の解約から13か月以上経過していると完全に新規扱いになる
前の契約の満期日・解約日と新しい契約の始期日が8日以上空いてしまった場合には中断新規という契約形態になります。
中断新規の場合、良い等級は引き継がれず悪い等級のみが引き継がれます。
具体的には、前契約の等級が6級以上(6-20級)の場合は新契約の等級は6級となります。一方で前契約の等級が5級以下(1-5級)の場合は新契約の等級は前契約と同じ等級となります。
なお、一時的に車を持たなくなる場合は保険会社から中断証明書を取得することで、新契約時に以前の等級を引き継ぐことができます。
前契約の等級を引き継ぐ方法
自動車保険の前契約がある場合の契約の切り替え方法とそれぞれの等級の引き継ぎについて見てきました。
結論として、前契約の等級を引き継ぐには前契約の契約が終了してから7日以内新たな自動車保険の契約を結ぶことです。
契約終了から期間が空いていなければ、新しい契約を結ぶ自動車保険の会社が同じでも別の保険会社でも等級を引き継ぐことができます。
あとは前契約を満期まで契約するか途中で乗り換えるかで、満期まで契約をしていて無事故であれば等級が一つ上がって次の自動車保険の契約をすることができます。
自動車保険は1年契約なので、多くの人が前契約がある状態で次の保険について考えると思います。等級が引き継げるかどうかは前契約と新しい契約の保険会社が同じであることは関係ありませんので、最も有利な条件や良いサービスの保険会社を選んで契約をすることができますね。
自分にあった一番安い自動車保険を見つける
自動車保険に入る時に一括見積りを利用したら、同じ保障内容で、保険料が100,500円⇒65,050円と35,450円も安くなりました。
保険スクエアbang!では最大19社の見積もりを一括で取ることができ、自分にあった保険が安く見つかります。
申込は3分ほどで終わります。
車を高く売るには無料の一括査定がおすすめ
私がヴォクシーを一括査定で複数の買取会社に査定依頼したら、一番高い会社と一番低い会社で差が36万5000円もありました。(下取り価格との差は50万円以上)
かんたん車査定ガイドは、最大10社から一括査定が受けられ、査定サービスの中で最も高額査定になりました。運営会社は東証一部上場企業、参加買取店はJADRI加盟店のみ(有名店で固めている)で安心です。
1分ほどの入力ですぐに高額査定の会社が分かり、概算額も申込完了後すぐにわかります。