無免許運転の事故時に補償される損害と補償されない損害
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
無免許運転で事故を起こした場合に自動車保険は使用できるでしょうか。
結論としては、無免許運転であっても対人賠償保険、対物賠償保険は使用することができます。
被害者救済の観点から補償が認められているのですね。
対人賠償保険、対物賠償保険については相手方への補償ですので認められていますが、自分方の補償である車両保険や人身傷害補償保険、搭乗者傷害保険、自損事故保険などは使用することはできません。
(同乗者が別の自動車保険に加入していて人身傷害保険が付帯しているときは他車での事故が補償対象であれば保険金が支払われる可能性があります。)
また同様の理由で自賠責保険も相手方への補償ですので使用することができます。
なお、無免許運転で負ったけがは法令違反によるけがということで健康保険の給付を受けられないケースに該当するため健康保険を使って治療を受けることはできず、全額自己負担(10割負担)となります。
無免許運転の罰則
無免許運転は法令違反ですので以下の刑事罰があります。
■無免許運転の罰則
- 3年以下の懲役または50万円以下の罰金
今までは1年以下の懲役または30万円以下の罰金でしたが、2013年12月に罰則が強化されました。懲役であっても罰金であっても前科持ちになります。
無免許運転の行政処分は19点の減点ですので、例えば原付の免許などを持っていた場合は一発免許取り消しとなります。
また無免許者に無免許であることを知っていながら車両を貸す行為も無免許ほう助として運転者と同じ「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」の刑事罰が科せられることになります。
当然ですが、無免許運転だけでも問題なのにその上事故を起こしてしまうと国も保険会社も助けてはくれません。
飲酒運転もそうですが罰則がかなり厳しくなっているので、リスクを考えても人生をかけて公道を走っているので全く割に合いません。
なによりそのせいで他人に迷惑をかけることになるので無免許運転は絶対にしてはいけません。
ですが当サイトのようなサイトを見てくれる方(保険や交通ルールを自分で調べる方)はそんなことをするような方でないのでここで言ってもあまり意味はありませんね。
無免許運転で事故を起こした場合の自分への補償
上述したのは対人賠償保険や対物賠償保険などいわゆる「他人」へ与えた損害に対する補償ですが、事故を起こすと自分の車も修理が必要ですし、自分がけがをした場合には治療費もかかります。
そのような自分方のけがによる損害を補償するのが搭乗者傷害保険や人身傷害補償保険です。これらの保険は自分自身のけがの治療費を相手との過失割合に関係なく補償してくれるので安心です。
しかし、搭乗者傷害保険、人身傷害補償保険、車両保険などの自分方への補償をする保険は、無免許運転では使用することができません。
無免許運転で事故を起こした時に自分方の補償をしてくれる保険はありません。
対人賠償保険、対物賠償保険、自賠責保険が補償をしてくれるのも、あくまで被害者保護の観点からの例外的な措置です。
「保険料を払っているのになんでだ」と思われる方もいるかもしれませんが、保険は正常に運転免許が交付されていることを前提としたサービスです。
無免許の状態で運転をすれば事故のリスクが大きくなるのは当然ですし、無免許者の運転による事故のリスクは保険には見込まれていません。
無免許運転で事故を起こした場合には、自分の治療費はすべて自己負担となりますので、とにかく無免許運転は絶対にしてはいけない行為であり、自動車保険の観点からも救済が被害者分しかなく、無免許運転はほぼ無保険での運転ということにもなる非常に危険な行為です。
自分にあった一番安い自動車保険を見つける
自動車保険に入る時に一括見積りを利用したら、同じ保障内容で、保険料が100,500円⇒65,050円と35,450円も安くなりました。
保険スクエアbang!では最大19社の見積もりを一括で取ることができ、自分にあった保険が安く見つかります。
申込は3分ほどで終わります。
車を高く売るには無料の一括査定がおすすめ
私がヴォクシーを一括査定で複数の買取会社に査定依頼したら、一番高い会社と一番低い会社で差が36万5000円もありました。(下取り価格との差は50万円以上)
かんたん車査定ガイドは、最大10社から一括査定が受けられ、査定サービスの中で最も高額査定になりました。運営会社は東証一部上場企業、参加買取店はJADRI加盟店のみ(有名店で固めている)で安心です。
1分ほどの入力ですぐに高額査定の会社が分かり、概算額も申込完了後すぐにわかります。