車両保険における全損事故と分損事故の違いと判断基準
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車両保険には全損事故と分損事故があります。
本記事ではそれぞれの違いと判断基準について説明したいと思います。
車両保険における全損事故と分損事故の違い
車両保険における全損事故とは「対象自動車の修理が不可能な場合」「対象自動車の修理費用が保険額を超える場合」「対象自動車が盗難され、かつ発見されなかった場合」をいいます。
■全損とされる場合
- 対象自動車の修理が不可能な場合
- 対象自動車の修理費用が保険額を超える場合
- 対象自動車が盗難され、かつ発見されなかった場合
全損事故の場合は車両保険証記載の保険金額か保険価額のうち低い方の金額が免責金額を差し引いた後支払われることになります。
保険価額は被保険車と同じ車種、年式、損耗度の車の市場販売価格相当額を指します。
また、追突されるなどして全損となった場合、損害額は基本的に相手の保険から支払われますが、相手の賠償額が車両保険の保険金額以下であった場合は自分の車両保険から支払われることになります。
通常の賠償額は事故時点の自動車を時価評価することになるため、相手の対物賠償保険から出る保険金額は車両保険の保険金額以下となることが一般的です。
全損事故の場合は車両保険の保険金額は全額出るということを覚えておくとよいですね。
全損車両を修理して乗りたい場合は全損時修理特約が必要
全損の場合には保険金が支払われるとともに事故車両については原則保険会社に引き取られます。そのため全損事故の車両を修理して乗り続けるということは通常できません。
事故車両でも愛着があり、乗り続けたいという場合には車両保険契約時に全損時修理特約などを付帯させておく必要があります。
分損事故は全損状態でない状態
それに対して、分損事故は「対象自動車の損害状態が全損でない場合」です。
■分損とされる場合
- 対象自動車の損害状態が全損でない場合
修理費用が保険金額以内の場合が分損事故であるともいえますね。
そのため分損事故時に支払われる保険金は実際に修理にかかった費用となります。
車両保険を使用しない方が良い場合
車両保険は保険を使用すると、基本的に3等級ダウンとなるので、翌年以降の保険料が増額されます。
そのため、車両保険から支払われる保険金によっては、車両保険を使用しない方が良い場合があります。
■車両保険を使用しない方が良い場合
- 保険を使用することで増額される保険料が、修理費用より大きい場合
保険を使用することでいくら保険料が増額されるかは、支払保険料や事故時の等級によりますが、年間10万円程度の保険料であれば3等級ダウンすると数万円程度保険料が増額されることもあります。
数万円という保険料の差は、3年間以上続くことになりますので、実際に保険を使用したことによる保険料の増額分は総額10万円以上になる場合もあります。
保険を使用した方が良いかどうかは、実際の事故の修理費用などによりますが、修理費用が低額な場合は保険を使用しない方が良いことが多くなります。
修理費用が低額の時には車両保険を使用しないことも多くなるので、免責金額を設定するなどして保険料を節約するのも検討されると良いと思います。
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