損害保険会社のコンバインドレシオの意味と構成要素
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会社の力を測る指標はいくつかありますが、保険会社の収益力を簡易的に測る指標としてコンバインド・レシオという指標があります。
受取った保険料のうち保険金支払や人件費等などの会社運営にどれくらいあてたかを表し、100%以下であれば受取った保険料の方が大きく、保険会社が儲かっている、収益をあげていると判断することができます。
コンバインドレシオの意味と構成要素
- コンバインドレシオは保険会社の収益力を表す指標
- 正味収入保険料のうち事業費と損害費の合計が占める割合
- 比率が低いほど保険会社の収益力が高いことを意味する
- 100%以下は収入が支出を上回っている状態、100%以上は支出が収入を上回っている状態を表す
コンバインドレシオは正味収入保険料のうち、支払保険料、会社運営費がどれくらいの割合となっているかを表す指標で、%で表し低いほど保険会社に残る収益が大きいことになりますので、収益力が高いと考えられます。
コンバインドレシオは「合算率」とも呼ばれ、損害率と事業費率の2つの合計で決まります。
損害率は受取った正味収入保険料のうち、保険金支払、損害調査費用にあてた金額の割合で、事業費率は受取った正味収入保険料のうち、募集や維持管理費用にあてた金額の割合です。
■コンバインドレシオの構成要素
- 損害率 :正味収入保険料のうち、保険金支払、損害調査費用にあてた金額の割合
- 事業費率:正味収入保険料のうち、募集や維持管理費用にあてた金額の割合
正味収入保険料は保険会社にとっての「収入」、損害率や事業費率の計算のもとになる保険金支払、損害調査費用や募集、維持管理費用は「支出」ですので、コンバインドレシオは保険会社の収入に対する支出の割合を端的に表した指標といえます。
そのため、100%以下は収入が支出を上回っている状態、100%以上は支出が収入を上回っている状態を表し、一般的には100%以上となると危険と考えられています。
保険会社の投資家向け資料などで、自社の収益力を表すためにコンバインドレシオを指標として公表している保険会社もありますが、コンバインドレシオは保険会社の本業である保険商品の販売および保険金の支払いの中で、どれくらいの収益性があるのかを端的につかむことができる指標といえます。
コンバインドレシオは運用益を考慮していない
- コンバインドレシオが100%以上だからといって赤字とは限らない
- コンバインドレシオは運用益を考慮していない
- 運用益は保険会社の大きな収益源
一方、コンバインドレシオを見る上での注意点もあります。
保険会社の会社としての収入には保険料と預かっている資金での運用益が柱としてありますが、コンバインドレシオの計算には運用益が含まれていません。
なので、コンバインドレシオが100%以上となっていても会社として赤字かどうかは別の問題といえます。
例えば、高い運用力を持つ会社がその運用益を見込んで保険料を安く設定するということもあり、その場合はコンバインドレシオは100%以上となります。
そのため、絶対値も重要ですが、他社との比較で特徴のある会社を洗い出し、運用益等、他の指標も組み合わせてチェックしていくと保険会社の経営の形が見えてくるようになります。
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