車両保険の免責金額の設定による割引と自己負担なしで済む場合

公開日:2015年10月22日

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

車両保険は対人賠償、対物賠償では補償できない自分の車の修理費用を補償する保険です。

便利ではありますが、保険料が割高になるケースが多いため、加入しているドライバーは約半数程度と言われています。

当サイトでも必須ではなく、必要に応じて加入するものだと考えていますが、車両保険は免責金額を設定することで保険料を節約することができますので、本記事では車両保険の免責金額について紹介します。

免責金額を設定していても自己負担がないケースも紹介しますので、保険料が気になって車両保険の加入を悩んでいるという方は是非参考にしてください。

車両保険は「免責金額」を設定すると保険料が割引される

車両保険の免責金額とは、事故時の修理費用の自己負担額のことで、事故が起きて保険を使用した場合でも免責金額分の自己負担を約束することで保険料を安くする割引です。

保険価額100万円、免責金額10万円の車両保険に契約していた場合に修理費用50万円の事故を起こして保険を使用すると、免責金額10万円を除いた40万円分が保険から支払われます。

保険を使用しても免責金額分は補償がされないことになる、つまり補償範囲が狭くなる分、保険料は割安になります。

免責金額の設定方法は保険会社によって異なりますが、一般的には「0-0万円」、「0-10万円」、「5-10万円」、「10-10万円」となっており、最初の数字は1回目の事故の免責金額、後の数字が2回目以降の事故の免責金額を表しています。

そのため「0-0万円」であれば、何度事故を起こしても免責金額は0円、「0-10万円」であれば1回目の事故では免責金額は0ですが、2回目以降は免責金額10万円となるという意味です。

■主な免責金額の設定方法とその意味

  • 0- 0万円:免責金額の設定なし
  • 0-10万円:1回目の事故は免責金額なし、2回目以降は10万円
  • 5-10万円:1回目の事故は免責金額5万円、2回目以降は10万円
  • 10-10万円:事故回数に関わらず免責金額10万円

保険料は保険会社やその契約によって異なりますが、大体上記の設定を1つ不利にする(「0-0万円」から「0-10万円」など)ごとに5%から10%安くなることが多いです。


免責金額を設定していても自己負担がない場合

車両保険の免責金額を設定している場合でも、自己負担が0となる場合があります。

■車両保険の免責金額を設定しても、自己負担が0となる場合

  • 相手の保険金から免責金額以上の保険金が支払われた場合
  • 全損の場合

相手の保険金から免責金額以上の保険金が支払われた場合

まずは相手の保険から保険金が支払われた場合です。

通常、事故を起こして車両保険を使用する場合は、まず自己負担や自分の車両保険から支払いをして、その後に相手の過失等が認められた場合は相手の保険金が支払われます。

修理費用を全額車両保険から支払った場合、相手の保険会社から保険金の支払先は自分の保険会社となりますが、免責金額を設定して修理費用を自己負担している場合は、保険金は自己負担した額は自分に支払われ、自己負担分を差し引いた残りの保険金が自分の保険会社に支払われます。

修理金額が100万円で、自己負担10万円、車両保険から90万円支払っているときに、相手の過失が50%認められた時は保険会社から10万円が事故の当事者に支払われ、残りの40万円が車両保険の保険金を支払った保険会社に支払われるのですね。

つまり、相手の保険から支払われる保険金が免責金額以上となれば、自己負担額は0になるということです。


全損の場合も自己負担なし

また、車の修理が不可、または修理費用が車両価格を超える「全損」の場合も免責金額分の自己負担は発生せずに車両保険から全額支払われます。

多くの車両保険の契約では免責金額を設定する場合も全損の場合は保険金額が全額支払われることになっています。

全損か分損かの違いについては別の記事で紹介していますので参考にしてください。


車両保険は様々な面から加入の必要性を検討する

車両保険は保険料が割高なので、保険料の節約ができる免責金額の設定は重要な要素です。

経済的な原因で車両保険を断念した方もうまく免責金額を設定することで、加入しても良いという方もいると思います。

免責金額を設定しても自己負担がないというケースもありますので、自分が取れるリスクなのかどうかを比較して車両保険の契約および免責金額の設定について検討されると良いと思います。

もちろん、一方で車両保険は使用すると3等級ダウンとなるので、実際事故があった場合も損害額によっては使用しないという方もいますので、保険金額と事故があった場合使用するのかという観点も含めて検討されるのが良いといえます。

無駄な補償は極力省いて、お得な保険料で納得の自動車保険に加入するようにしましょう。

  • 車両保険は事故時の自己負担額となる「免責金額」を設定することで保険料を安くすることができる
  • 免責金額を設定していても自己負担なしとなる場合もある
  • 車両保険は保険料はもちろん、免責金額を含めた補償範囲や等級を加味した場合に保険を使用するのかなど、様々な点を考慮して加入を検討する


自分にあった一番安い自動車保険を見つける

自動車保険に入る時に一括見積りを利用したら、同じ保障内容で、保険料が100,500円⇒65,050円と35,450円も安くなりました。

保険スクエアbang!では最大19社の見積もりを一括で取ることができ、自分にあった保険が安く見つかります。

申込は3分ほどで終わります。

自動車保険の一括見積り(無料)

一括見積もりできる保険会社

  • あいおいニッセイ同和損保
  • アクサダイレクト
  • 朝日火災
  • イーデザイン損保
  • AIU保険
  • SBI損保
  • 共栄火災
  • セコム損保
  • セゾン自動車火災保険株式会社
  • GENERALI(ゼネラリ)
  • ソニー損保
  • 損保ジャパン日本興亜損保
  • そんぽ24
  • ZURICH(チューリッヒ)
  • 東京海上日動
  • 富士火災
  • 三井住友海上
  • 三井ダイレクト
  • 全労済


車を高く売るには無料の一括査定がおすすめ

私がヴォクシーを一括査定で複数の買取会社に査定依頼したら、一番高い会社と一番低い会社で差が36万5000円もありました。(下取り価格との差は50万円以上)

かんたん車査定ガイドは、最大10社から一括査定が受けられ、査定サービスの中で最も高額査定になりました。運営会社は東証一部上場企業、参加買取店はJADRI加盟店のみ(有名店で固めている)で安心です。

1分ほどの入力ですぐに高額査定の会社が分かり、概算額も申込完了後すぐにわかります。

買取価格の一括査定(無料)

一括見積もりできる保険会社

  • ガリバー
  • カーセブン
  • アップル
  • TAX(タックス)
  • COWCOW(カウカウ)
  • 8710(ハナテン)
  • BIGMOTOR(ビッグモーター)
  • JUMP(ジャンプ)
  • CBOY(シーボーイ)
  • car-bb(カービービー)
  • Woodstock(ウッドストック)
  • AUTOMAX(オートマックス)

サブコンテンツ

このページの先頭へ