損保会社以外の無料相談窓口の種類と相談できる内容

自動車事故が起きた際は保険会社に連絡してサポートしてもらうという人が多いと思います。

ただ、保険に加入していなかったり、相手に過失100%で自分が示談交渉を行う、もしくは保険会社と保険金をめぐってトラブルになる場合など、保険会社に頼ることができない状況も意外に多いものです。

そのような時に頼りになり無料相談窓口というのがいくつかありますので、紹介します。

相談だけであれば無料ですので、お財布にも優しいですし、不安な場合は一人で抱え込んだりせずに無料相談窓口を活用しましょう。

自動車保険以外の無料相談窓口

無料相談の窓口は以下の機関があります。

日弁連交通事故相談センター

日弁連とは日本弁護士連合会のことで、その日弁連が設立した財団法人が日弁連交通事故相談センターです。

交通事故の損害賠償についての相談を受け付けていて、10分程度の電話相談と面談相談があります。相談内容によって示談あっせん、審査をしてくれることもあります。

事故に関する初歩的な質問ができるので、不安な場合連絡してみると自分がどうすべきかが見えてくるかもしれません。

日弁連交通事故相談センター

交通事故紛争処理センター

交通事故紛争処理センターも日弁連交通事故相談センターと同じく、交通事故の損害賠償にかかる問題を弁護士・専門家に相談、和解のあっせん、審査することができます。

電話で予約をして弁護士と面接相談ができ、内容によって和解あっせんなどを行ってくれることもあります。

交通事故紛争処理センター

そんぽADRセンター

そんぽADRセンターは日本損害保険協会が運営する、損害保険会社とのトラブルがある場合、苦情の受付や保険会社との紛争解決支援をしてくれる機関です。

そんぽADRセンターに相談できる苦情は損害保険会社との間のものに限られます。

そんぽADRセンター

その他

その他に交通安全協会内の窓口や各自治体の窓口もあるので、上記でも解決しない場合などは相談してみると良いと思います。

事故が起きた時の相談はまずは保険会社にするのが無難

事故時に保険会社以外に相談をすることができる窓口を見てきました。

それぞれの機関で簡単な弁護士の無料相談や和解のあっせんなどを無料でしてくれるので、保険会社に頼ることができず一人で不安な時にはぜひ活用したい機関ですね。

それでも任意保険に加入していれば事故の加害者となってしまった場合は保険会社で示談代行サービスを提供していますし、保険金の支払いまで一貫して行ってくれるので損保会社に相談できるのであれば、まずは損保会社へ相談をするのが無難ですしスムーズです。

保険会社は事故対応のプロですし、自分が保険金を支払うことになるので、交渉では妥当な損害賠償金へと着地するでしょうし、手続きも別にする必要がないので簡単です。

自分が被害者となったり、過失割合が0％の時には保険会社は示談代行をしてくれないので、今回紹介した各相談窓口に相談に行くのは良いですが、そうでなければ保険会社に相談をするのがスムーズですし、混乱もありません。

事故が起きた時にまずすることを紹介した記事でも説明していますが、警察、保険会社への連絡はセットで考えて忘れずに行うようにしましょう。